卒研配属を希望される学生へ

1. エネルギー物質学科の卒研配属

3年前期の必修授業「エネルギー物質ゼミ3」の第6回までに、各教員が主催する研究室の 研究内容について説明を行います。「エネルギー物質ゼミ3」の第8回以降で 興味を持った研究室を訪問し、 その研究室の教員や所属学生から直接、研究についての説明を聞き、 卒研テーマに関する疑問に答えてもらいます。 その後、卒研配属先の希望調査を行い、 「エネルギー物質ゼミ3」の第12回で卒研配属先の研究室が決定されます。

エネルギー学科3年生は、「次世代インフラエネルギー領域」、「マテリアル創成領域」、 「ライフデバイスエネルギー領域」の3領域から主領域の選択を行います。 しかし、卒研配属に関しては、 自分の主領域に関係なく、どの研究室でも配属希望をだすことが出来ます。 我々の理論物理化学研究室はマテリアル創成領域に所属していますが、 「次世代インフラ」や「ライフデバイス」を選択している方も、 配属希望として出すことが出来ます。

研究室に所属できる定員数は決まっているため、 希望者が多い場合は、基礎・専門科目の点数が高い方の希望が優先されます。 日頃から良い成績を取るように頑張ってください。

2. 卒研テーマ

現在、卒研生と大学院生は下記の研究テーマに取り組んで頂いています。

  1. 有機太陽電池 (学内共同研究)
  2. 光合成反応中心タンパク質 (学外共同研究)
  3. 光合成光捕集タンパク質 (学内共同研究)
  4. 電子電界放出顕微鏡 (学外共同研究)
  5. 嗅覚
  6. 渡り鳥の磁気受容

我々の研究室では、実験グループとの共同研究を精力的に行なっています。 上記1~4のテーマは学内外の実験グループと共同で研究を行なっているテーマであり、 5と6も将来的には実験グループとの共同研究を目指しています。

上記のテーマに対して、次の計算機実験手法を用いて研究します。

  • 量子化学計算
  • 分子動力学(MD)シミュレーション
  • ドッキングシミュレーション
  • 機械学習
  • 量子ダイナミクスシミュレーション

どのテーマにどの手法を用いて卒業研究を行うかについては、 各人のご意見を伺って決めていきます。

上記以外の研究テーマの提言も大歓迎です。 卒研として採用できるかについては話し合って判断したいと思います。

3. 研究室での過ごし方

4年生になると、一人ひとりに研究室内で専有できる 端末用PC(Macbook AirかMac Mini)1台とデスクが割り当てられます。 この端末PCを使用して研究室の計算機クラスタにリモートログインし、 卒業研究を進めます。

研究室では、以下のような行事があります。

  • 研究室ミーティング (週1回・30分)
  • 研究打ち合わせ (テーマごと・週1回・1時間)
  • 合同報告会 (希望者のみ・週1回・1~2時間 )
  • 勉強会 (希望者のみ・不定期)
  • 卒論・修論発表練習 (年2~3回)
  • PC引継ぎ・送別会 (年1回・3月第3週あたり)

研究室ミーティングでは、研究室メンバー全員が参加し、 「研究室で購入が必要な物品」、「卒研や院試などに必要な提出物とその期限」、 「学内行事や学会などのスケジュール」について確認を行います。

研究打ち合わせは、研究テーマごとに卒研生と大学院生がグループを組み、 ソフトウェアの使用方法のレクチャー、途中結果の議論、 課題の共有、データのまとめ方など、 卒研を進めるための具体的な話し合いを行います。

合同報告会は、 大久保研究室と田中研究室の合同で、一人あたり10分程度の進捗報告を行います。 参加人数が多いため、発表の担当は1ヶ月半に1回のペースで回ってきます。 当研究室では希望者のみの参加としておりますが、 他の人の発表を聞くことは非常に勉強になるため、 可能であれば毎回の参加を推奨します。 ただし、4月のキックオフミーティング12月の年度末報告会は、 全員参加の重要な行事となっており、その夜には反省会を1%兼ねた 懇親会忘年会が開かれます。

勉強会は、計算機クラスターや計算化学ソフトウェアの 使用方法を学ぶためのもので、不定期に開催されます。 他の研究室の卒研生や大学院生が参加することもあります。

研究室の滞在時間について

当研究室では、コアタイムは設けておらず、研究室行事以外の時間の使い方は 各自の自己管理に任せています。ただし、生活リズムと心身の健康を維持するために、 毎日研究室に来ることを推奨します。

研究室にいる時間は、必ずしもすべて卒業研究に充てる必要はありません。 例えば、量子化学計算や分子動力学シミュレーションでは、 計算機にジョブを投入してから結果が出るまで3日~1週間かかることもあります。 その間は、研究室のデスクで同級生や先輩と交流したり、 院試や資格の勉強をしたりしても構いません。 周囲に迷惑をかけなければ、読書やYouTubeの視聴なども問題ありません。

これまでの経験から、多くの学生は研究が進むにつれて楽しさを感じるようになり、 自発的に取り組むようになります。 一方で、研究室に来ないと、同級生や先輩、そして私からのサポートを受ける機会が減り、 卒業研究が進まず面白くなくなってしまうこともあります。

楽しい最終学年を過ごすために、研究室での良い過ごし方を身につけましょう!