本研究室は 近畿大学理工学部エネルギー物質学科 マテリアル創製領域に所属しています。 量子化学計算や分子シミュレーションなどの理論的手法から、太陽電池や人工光合成などのエネルギー関連技術で活躍する材料分子の研究を行っています。
学術変革領域B 新奇1分子顕微鏡の開発・学理構築・量子応用 現在、我々の研究室では上記の学術変革B領域で研究課題「強電場下・大規模分子システムのための第一原理計算手法の確立」に取り組んでいます。。
半導体性を示す分子材料の電荷移動メカニズムを、 マルチスケール・マルチフィジクス・シミュレーションを用いて研究します。
密度汎関数理論で解いた分子軌道を使って、電荷移動積分やサイトエネルギーなどの電荷移動パラメータを高精度で計算する手法を開発しています。
電子系のコヒーレンスと電子系-熱浴間相互作用によるエネルギー散逸の両方を適切に考慮した半古典シミュレーションをもとに、量子ダイナミクスの研究を行います。
光合成アンテナ色素間の励起子相互作用計算から、 光合成の高速・高効率な光捕集メカニズムを研究しています。
フラグメント分子軌道法を用いて、生体系のエネルギー変換に重要な役割を果たす蛋白質中の長距離電子トンネル移動の経路を第一原理的に解析します。